TOP
MENU
暮らしに潤いを 水の演出

日本庭園
日本庭園
涼を得るために、心を和ませるために、 あるいは生活を守るために水を利用し、暮らしを演出してきた日本人。水とともに生きる…。それは、日本の心でもある。


見る水
枯山水
枯山水
日本庭園には、"水を見る"ための演出も多くなされている。池や滝を設けたり、水を用いず石や砂などで山水の趣を表現した「枯山水」など、水(自然)と親しむための趣向が凝らされ、庭自体が自然の景観をそのまま縮小した空間のようだ。これは、水がもたらしてくれる安らぎを常に身近に感じていたいという、心の表れでもある。その心は、小川や噴水を設けた現代の親水公園にも生かされているといえるだろう。

聞く水
ししおどし
ししおどし
水のせせらぎは、心を和ませてくれる。"水を聞く"ことに風流を見出した日本人は、さまざまな演出法を考案した。たとえば、水滴が琴の爪弾きのような音色を奏でる「水琴窟」。これは地中に瓶を伏せて埋め、瓶底に開けた穴から水滴を落として音を反響させる仕組みで、日本庭園でよく見られる。また、支点で支えた竹筒の一端に流水が貯まるとその重みで竹筒が下がり、水が流れ出ると反転し、もう一方の端が石などを叩いて高い音をたてる「ししおどし」も、水を聞くための演出のひとつ。しかし、これはもともと田畑を荒らす鳥などを脅す目的で考えられたものであり、生活を守るための装置であったという。
[ししおどしの仕組み]
ししおどし解説1 1.片側が閉じた竹筒の中心を軸にして支え、水を流し込みます。

2.水が満たされると重心は注いだ方に移動し傾き、満たされ満たされた水は勢い良く排出されます。

3.竹筒の水が無くなると、再び閉じた側に重心が移動し、竹筒の閉じた側の底が敷石に強く振り落とられ、衝撃音が周囲に響きます。



感じる水
打ち水
打ち水
もっと庶民的、日常的な例を挙げると、道や庭に水をまく「打ち水」がある。特に夏、商店や一般家庭では、埃を静めたり暑さをやわらげるために店先や玄関、庭に水をまくが、これも暮らしに密着した"感じる水"、涼を得るための演出である。水を聞く、見る、感じる…。生活と水との関わりの大きさは各国共通のものであろうが、水の持つ趣や情緒を大切にし、そこに風流を見出す感性は、四季折々の自然とともに生きてきた日本人特有のものではないだろうか。
TOPへtop
All images Copyright. 1997 Kansai International Public Relations Promotion Office.
All Rights Reserved.