TOP
MENU
琵琶湖のめぐみ
総面積670km2、貯水量28km3。日本最大の湖は、関西においてかけがえのない水の宝庫である。生活や産業に必要な資源のみなもととして心を潤す自然や文化のふるさととして。関西の水の恵み、その大部分は琵琶湖による。

琵琶湖南部を望む
琵琶湖南部を望む

約1,000 種の生物が生息する生態系
琵琶湖はロシアのバイカル湖やザイールのタンガニイカ湖など、世界に10カ所しか確認されていない古代湖の一つ。原形は約 400万年前に誕生し、約40万年前に現在のような湖になったとされる。ビワコオオナマズ、ビワマスなど琵琶湖だけに見られる50種以上の固有種をはじめ約 1,000種の生物が生息する貴重な生態系をもつ。また約100種の野鳥やモロコやフナをはじめとする魚類の生息場所として重要なヨシ群落など、多様な水辺環境を有し平成5年「ラムサール条約」の登録湿地としても認定された。

関西4府県、1,400 万人の水資源
豊富で安定した水をたたえる琵琶湖は、古くから滋賀県内の水道・農業・工業用水としてだけでなく、京阪神地域の水源としても活用されてきた。現在では滋賀県(約100万人)をはじめ、京都府(約180万人)・大阪府(約850万人)・兵庫県(約270万人)の合計約 1,400万人の水道用原水として活用されている。さらに琵琶湖総合開発 によって淀川下流へ新たに毎秒40Kの水の供給が可能となり、増大する都市用水の需要にこたえている。

淀川の流れを安定させる自然調節池
琵琶湖の水が瀬田川から宇治川を経て木津川・桂川と合流する淀川の流域は、滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・三重の6府県にまたがり、その流域面積は 8,240km2に及ぶ。また琵琶湖の想定氾濫区域内の人口は約780万人、区域内の資産は約50兆円と、いずれも全国トップに挙げられる。しかし淀川は、他の大きな河川と比較して洪水にも渇水にもなりにくい水量の安定した川とされてきた。これは上流の琵琶湖が、洪水のときは調節池の役割を、渇水のときは貯水池の役割を果たしているためである。

わが国有数の淡水漁業場
琵琶湖の水辺に生育するヨシなどの水生植物群落は、コイやフナなどの産卵場として、またふ化した稚魚の隠れ場やえさ場として大切な役割を果たし、豊かな湖の幸をはぐくんできた。県では漁業の大部分が琵琶湖で営まれており、淡水漁場としては全国屈指。年間の淡水魚類漁獲量は約 2,800トンで主要な湖沼の中ではトップクラス(1998年近畿農政局)。とりわけアユ苗の販売量では年間11,290万尾と、全国シェアの約5割を占める(1997年農林水産省)。

学術研究の場として
世界屈指の長い歴史をもち、多くの珍しい動植物や先史時代の遺跡、複雑な湖水の運動など解明すべき問題が多い琵琶湖は、研究対象としても高く評価されている。またUNEP国際環境技術センターや琵琶湖博物館が開設されるなど、学術研究の拠点となっている。

観光・レクリエーションの場として
琵琶湖を訪れる観光客は年間延べ約3,700万人。その自然と景観は人々の憩いの場であり、ヨットやウインドサーフィン、ジェットスキ−、魚釣りやキャンピングなど、さまざまなレクリエーションを楽しむ場として広く親しまれている。

文学・芸術のふるさととして
「古事記」に『近つ淡海』と記され万葉集にも登場する琵琶湖は文学の舞台でもある。紫式部が「源氏物語」の着想を得たという石山寺や芭蕉ゆかりの義仲寺などの史跡も点在。安藤広重が題材とした「近江八景」など、芸術を生んだ景勝地も多い。


滋賀県琵琶湖環境部水政課 TEL 077-524-1121(代)
TOPへtop
All images Copyright. 1997 Kansai International Public Relations Promotion Office.
All Rights Reserved.