高度産業科学技術研究所は、兵庫県立大学の附置研究所として、1994年に設立され、その目的は、光科学技術を中心とした先端的研究を推進するとともに、県内企業などとの共同研究により新産業技術基盤の創出をはかり、産業支援を行うことにある。 その中核となるのが中規模放射光施設「ニュースバル」だ。これは「SPring-8」の技術的支援と協力関係のもと、同敷地内に建設され、主に真空紫外から軟X線までのエネルギー領域の放射光を発生させている。 この領域の放射光は、産業界・医療関係への活用が拡大していくと期待されており、また、新光源の開発、次世代半導体の製造技術やマイクロシステムなどの微細加工 技術の開発、微少部品などの製造技術、新機能材料の創製と新物性の探索研究、自由電子レーザーの研究など、その応用範囲は広い。 したがって、県下企業との共同研究や企業研究者、技術者のリカレント教育、とりわけ、ニュースバルにおける産学共同研究の推進に力を注ぎ、地域に開かれた大学づくりに貢献することをめざしている。